毎回治療を開始する時のチェック項目に内臓があるのですが、最近のアスリート達の「腎臓」に異常を見つけることが多くなったので詳しく問いただしていくと
「あるモノ」の存在が浮上してきました。
それがアミノ酸とプロテインなのです。
ひとつはアミノ酸が大量に配合されたゼリー状のスポーツドリンクです。
みなさん「アミノ酸」というと身体に良いモノの様に錯覚するかもしれませんが、よく見ると
「アミノ酸等」
と書かれているのにお気づきでしょうか。
世の中に流通している食品に添加されている「アミノ酸等」とは
「グルタミン酸ナトリウム」
という昆布などに含まれる天然のうまみ成分の塩基配列を化学的に合成したもので自然界にはない、
本来のたんぱく質合成に必要な「アミノ酸」とは全く別物のいわゆる化学調味料です。
紛らわしい表記になっているのであたかも同じ物として認識されている方も多いかもしれません。
これの代表的なものに「味○素」や「ほ○んだし」がありますが、
「酵母エキス」「たんぱく加水分解物」と表示されたものもこの化学調味料に含まれます。
ネットで調べるといろんな力が作用している様で「昔は危険だったが現在の製法は安全だ」だとか「そもそも天然素材由来だから安全」などといった擁護する論調が多く見うけられるのですが、これらの化学調味料は依存性のある
神経毒
で一時米国でも発売禁止の措置が取られましたが、その後何故か解除され現在に至っています。
現在も多くの疾患の原因となりうるものとして海外では注意喚起されているようです。
詳しくは米国の脳神経外科医ラッセル.ブレイロックの著書「興奮毒素:味に殺される」に詳しいので興味のある方はチェックしてみて下さい。
何故か日本ではこれが添加されていない加工食品を探すのが困難なくらいあらゆる商品に添加表示されていますよね。
むしろ添加されていないと物足りなく感じてしまうような人も多いようです。
単身赴任で外食が多い方、特に野菜が摂れるから、と中華料理を頻繁にチョイスされている方の身体は触るとすぐにわかります。
それはさておき、それぞれの臓器は特定の筋肉と連動しており内臓の疲弊は運動器の痛みに大きく関与する為一治療家の私としては痛みを生み出す原因となるファクトを排除していかなければいけないので、この
身体へ効率よく吸収できるアミノ酸が配合されたゼリー飲料の摂取をやめて頂くのですが、そうすると一週間後には腎臓の状態は驚く程改善されているんですね。
そしてそれに伴って腰や背中の痛みも改善されていくんです。
これと同様の現象がプロテインにおいてもみられます。
最近プロテインが配合されたヨーグルトが人気のようで、聞いてみると本人はヨーグルトを食べているつもりがプロテインが配合されており効果的にタンパク質を吸収できるのを謳っているサプリメントだったというケースがありました。
更にまずい事にこの商品にはカロリーゼロにして血糖値を上げない為に
人工甘味料(スクラロース、アスパルテーム,アセスルファムKなどと表記されますが肥満、糖尿病や心臓疾患うつ病などの原因として問題視されています)
が使われているんですね。
そもそもプロテインとはアスリートが筋肉量を効率よく増やす為に開発された精製された高純度のタンパク質なので身体への吸収が速く、飲む人の運動によるカロリー消費量、体重などを厳密に計算してとらないと、腎臓や肝臓に過度な負担をかけてしまい過剰摂取による腎結石を誘発する事も指摘されています。
ダイエット目的で毎日とっている女性の方などもいる様ですが要注意ですね。
年々国内の腎臓疾患の人が増えているのもわかる気がします。
このプロテインをやめて頂いて首や腰の痛みが改善されたケースは枚挙にいとまがありません。
余談ですが米国ではグルタミン酸ナトリウムの危険性の認識の高まりから、日清食品はアメリカ国内で販売するカップヌードルへのアミノ酸添加を中止しました。
お伝えしたいのは溢れかえる情報の中から「おかしい」と感じたものはしっかりと調べて出来るところから実践していくことが自身や家族の健康を守るための最重要課題になってくるということなのです。
こちらのサイトも参考になさって下さい。

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