遠近両用メガネをやめたら腰痛が治った話

年齢とともに段々と手元が見えづらくなってきますよね。

そうなると嫌でも老眼鏡(最近はリーディンググラスと呼ぶそうですが)の登場回数も増えてきます。

でも、脱着の煩わしさから遠近両用レンズを使われている方も多いようです。

確かに便利だと思いますが、実はここにも落とし穴が潜んでいるんです。

遠近両用レンズとはレンズの上部を通常の近視用度数に、下部の一部を近くを見やすい度数に設定してあるという仕組みになっています。

この状態で確かにデスクワークでずっと同じ焦点と方向性で使っている分には良いのですが、通常の生活動作をこの眼鏡でやろうとすると眼球に相当な負担をかけることになります。

試しにちょっと画面から離れて少し歩いてみてください。その時の目の動きに意識を集中してみるとわかりますが、結構いろんな角度に無意識に焦点を当てているんですね。

正面を見て歩いている時でも横や上下からの障障害物が来ないか脳は常に目に対して指令を出しているんです。

ところがこの遠近両用レンズを付けていると下方の角度は見づらいので、その角度を無意識に避けるかもしくは首ごと動かしてそこにフォーカスしようとします。

逆に近場を見ようとすると顎を上げる動作が必要になります。

目を動かす筋肉は7つの筋肉で構成されており、下の動画のようにそれぞれの筋肉が複合して微細な協調運動を常に行っています。

また、眼球は視神経を介して脳幹そして脊髄にまで繋がります。

つまり、眼球に合理的ではない動きを強要する事で

①視神経に緊張を起こす➡②脊髄が緊張する➡⓷背骨の歪みが起こる

という魔のスリーステップが生まれてしまうのです。

この歪みは首のみならず腰痛の原因にまで発展してしまうこともあります。

中には胃の不調などの自律神経系に反応が出た方もいました。

どんなに調整しても改善されない腰痛や違和感が遠近両用レンズをやめて頂いたら治るというケースが最近多発しているので、気になっている方は一度ご相談ください。

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