施術後の好転反応について

腰痛を訴えて来られた50代の女性が1週間後に2回目の受診に来られました。
「痛みの具合はいかがですか?」

「それが、、、施術後から強烈な倦怠感に襲われて、鬱病になったのかと思うくらい酷い落ち込みを感じて2日間酷い状態だったんです〜!  でも、3日目から急に良くなって痛みも殆ど無くなったんですが、あれは何だったんですか?」

はい、これが所謂

好転反応

なんです。

人によって熱が出たり身体の節々が痛くなったりこの方の様に倦怠感に襲われたりと出方は様々です。

これは何が起こったのかというと、治療により背骨や骨格が正しい位置に戻され、滞っていた血液やリンパ液が流れ出し老廃物が全身の細胞組織から排出され、痛みのある箇所に動脈血が潤沢に供給され治癒を促進させている為の反応なんです。

これは施術後72時間の間に起こりその後症状は消失します。

但しそれまでに鎮痛剤を飲んでいたり、施術後に降圧剤を飲んでいると薬剤の作用とバッティングして痛みが強く出たり効果が出づらかったりする事があります。

巷のマッサージなどを受けて体調を崩したり痛みが強くなるのは筋肉への過剰刺激による「揉み返し」で好転反応とは異なるものなので注意が必要です。見極めは72時間で症状が緩和されたか、それと共に本来の痛みが楽になっているかが目安になります。

好転反応が出たから早く良くなるとか逆に出ないから効果が出ていないという訳ではなく
その方それぞれの痛みの本質的原因のストーリー(発症からの年数やどんな施術を受けたか、メンタル面の関与など)により症状の有無や強度は変わってくるのです。

ですのでもし治療後に何か違和感を感じたら遠慮なくご相談ください。

さくら台総合接骨院は5月25日をもちまして開院33年目を迎えさせて頂きます。
これからも皆様の痛みや不調の改善に貢献出来るよう精進して参ります。

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