症状に対するホリスティックな診断の重要性

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ホリスティック医学とは」
「ホリスティック」ってあまり聞きなれない言葉だと思いますが、ギリシャ語のホロスHolosに由来し身体、心、命、人間をまるごと(WHOLE)で捉えて治療する事を「ホリスティック医学」として認識されており、全体的なバランスを整えることで、健康を維持・回復させるという考え方に基づいた治療概念です。
当院の治療もこの理念に基づいて
骨 内臓 靱帯 動脈 神経 リンパ 筋膜 周波数によるエネルギーバランス 食生活における栄養バランス 電磁波などの生活環境
これらを総合的にみながら治療を進めておりますが、先日あった興味深い症例をご紹介しようと思います。

「ある症例」
腰を伸ばして歩けないほどの激痛を伴う急性腰痛で50代の男性が来られました。

全体のバランスを整え手技で骨格を正常化して動きもすぐ楽になって帰られたのですが、4日後の再来院時に、通常ではあまり無い事ですが、痛みが戻っていました。
 嫌な感じがしたので、内臓 動脈、リンパを触診で再精査した所、腎臓と動脈に異常を感じた為すぐにかかりつけの内科医院に行って検査を受ける様に勧めました。
 すると、その内科では症状を聞いただけで「『それはヘルニアだから整形外科を受診してください』言われ診察してもらえなかったのですがどうしましょう?」
という連絡を頂いたので、急遽紹介状を書いて大学病院を受診してもらいました。

結果、医師からの返信を頂き

「大動静脈乖離が疑われ緊急入院となりました。今日受診していなければ出血性ショックで生命に関わる様な状況でした。」

という事でした。

この患者さんは退院後すっかり良くなられて現在普通に生活されておられます。

この事例でお伝えしたい事は何かというと
「痛みに責任を持って対応するには表面的な症状や検査情報だけで判断するのではなく、身体全ての組織を解剖学的見地による触診で精査して問題点をさぐりだし、最適な治療法を決定しなくてはいけない。」
つまりホリスティックな見方が患者さんを救う、という事です。

「病院に行って体を触られた事がない」

この話ははよく患者さんから伺いますが
これは現代医療の大きな問題点だともいえます。

また、整形外科で痛みが取れないと接骨院などの代替医療を受診される方も多いですね。

接骨院や整体院においては
「腰が痛いから脊椎骨や周囲の筋肉の硬さを調べてマッサージなどで緊張をとって治していく」
という方法論で、体を手で調べながら治療を進めて行く所が多いです。
手を使うのは良い事で、この様なアプローチで症状が改善されていく事も多いのですが、全体を見ていないとすぐに再発したり今回の様に全く別の要因が潜んでいる危険性があるという事です。

今回のケースで感じたのは

症状に対しての多角的な見方、つまり
ホリスティックな診断法の重要性
という事です。

今回のケースでは私もたまたま動脈の問題を発見できましたが、もっと別の原因が痛みを誘発している症例に今後も遭遇すると考えると解剖学的、生理学的知識の更なるブラッシュアップの必要性を痛感しています。

あるオステオパシーの名医が言っていた言葉を思い出しました。

「どんな症例でも完璧に治せる様になるにはあともう一回人生が必要だ」

頑張ります。

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