☆ 砂糖にまつわるお話 前編☆

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今年も誰が決めたのかケーキをみんなでを食すあの日、そう

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がやってきますね。これまで私に散々イエローカードを出されたけれどここのところちょっと手綱が緩んでいる方はもちろん、頑張って改心された方も今一度「砂糖の怖さ」についておさらいしていただきますね。

そもそも砂糖の何がいけないのか

砂糖とは元来のサトウキビや砂糖大根などを使ったものやトウモロコシや芋でんぷんを使った異性化糖など植物から抽出した原料を精製に精製を重ねて99.9%の高純度に仕上げたものです。(カロリーのみのいわば薬品です)

本来糖は穀物や果物などを小腸で消化してゆっくり体内に吸収されるべきものですがこの様に純度の高いものは(プロテインもそうですが)急激に吸収されるため一時的に「高血糖」の状態になります。危険を察知した体は血糖値のバランスを取ろうと膵臓、肝臓、副腎などを動員してインスリンなどの様々なホルモンを分泌するのですが、これが各器官の疲弊を招くことになります。

これを繰り返している事でわずかな砂糖が入っただけで膵臓が反応し必要以上のインスリンを分泌するようになるため血糖値が下がりすぎて今度は「低血糖症」の状態が作られてしまうのです。脳はまず最初に糖が吸収される器官でありブドウ糖だけを唯一のエネルギー源としているためこうなるとさらに糖を欲する様になります。

この影響を受けて糖尿病はもちろん、動脈硬化、高脂血症、膀胱がんなどの疾病や神経過敏、不安感、集中力欠如、キレやすくなる、不眠症など自律神経系統の症状が出やすくなります。

そしてなによりも皆さんがお困りの「関節の痛み」にも大きく影響します。砂糖を摂取してから数時間の間、おそらく脳に反射系統に誤作動が起こるのだと思われますが、筋肉に思うように力が入らなくなったり関節を支えている靭帯が緩んでしまったりする事で関節が弛緩してしまうため捻挫しやすくなるのです。

さらに砂糖は腸壁を膨張させアレルゲン物質を血液中に引き込みやすくさせるのですが、牛乳や卵、小麦粉に大量の砂糖を加えたケーキはアレルギーを悪化させる要因ともなります。

でも甘いものやめられないんだけど・・・・

砂糖の恐ろしさはその依存性にもあります。砂糖はよくコカインの6倍依存性が高いといわれていますね。

この画像は砂糖を摂取したのとコカインを摂取した直後の状態を比較したものです。

まったく同じ個所が反応していますね。

ほんの少しのつもりで食べているのが徐々に増えていき何となく止められなくなるのは麻薬と同じです。ある研究によると脳は砂糖を定期的にとり続けていると12日目からその幸福感を認識して依存症へと移行していくそうです。

当院で推奨している1か月の「断シュガー」をクリアして頂くと最低3キロの体重減少も含めて様々な体調改善が実感できます。特に関節の痛みの改善には絶大な効果がみられます。

ここで怖いのが、頑張って砂糖を取らないでいるときにふと、魔が差して少しだけチョコレートなどを食べると収まっていた関節の痛みが突然ぶり返したりするところなのです。

身体は実に不思議です

いずれにせよ御自身でしっかりと砂糖及び人工甘味料の危険性を認識して注意しながら食べることが大事ですね。

* 次回は「砂糖の代わりに我が家で気を付けていること」をお伝えします。

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