【ヨーグルトと肝臓の驚きの関係】

あけましておめでとうございます。本年のトピックス第一弾は

ヨーグルトと乳製品についての注意点です。

スリムな体型の50代の女性患者さんから「検査で脂肪肝と言われてしまってお酒を大分減らしているんですけど数値が下がらなくて」との事だったので全体をチェックした所、元来動きの悪かった膵臓以外肝臓は特に異常は感じられませんでした。

「乳製品を定期的に食べていませんか?」

「以前肋骨を骨折した後カルシウムをたくさん摂ろうと思って何ヶ月か前からヨーグルトを毎日食べてますけど?」

「今日から止めてください」

ヨーグルト、チーズ、ミルクなどの乳製品の定期摂取は想像以上に肝臓に負担をかけます。

個人差も有りますが基本的に日本人は乳製品に対する不耐性が強い方が多いこともあり、更に女性の場合ホルモンバランスの変調が起こる年齢的な問題から肝臓にかかる負担が増える事からも、摂取量には十分な配慮が必要となります。

ヨーグルトやチーズなど牛乳を発酵させたものは牛乳をそのまま飲むより骨に対して良い影響を及ぼすという報告もありますが、そもそも現在飼育されている牛たちの栄養状況を考えるとあまり積極的にとらない方がよいという考え方に至ります。遺伝子組み換えの飼料、大量のワクチン接種、また日本では禁止されていますが、米国などでは成長ホルモン剤が投与されその牛の血液である牛乳を飲んだりそこからチーズを作ったりということになるわけです。

この方は11月の時点でɤ‐GPT値が190だったのですが、この後ヨーグルトをやめて1月にはなんと

60まで下がっていたそうです。もちろん肝機能障害には他にも様々な要因が関連しているケースがありますが、 

医食同源 

問題が起こったらまずは食べ物を見直してみるのが大切な事だと気づかされます。

今年も皆様のお力になれるよう頑張ります!

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