前回に続き、何の前ぶれもなくいきなり起こった腰痛のお話です。
またしても何故か日本昔ばなし調でお伝えします。
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お直さんは普段はヨガやらワンコの散歩やら畑仕事やらと元気にやっており、桜台村の治療家の爺さんのところでも手伝いをしておる50代の女性じゃった。
ある日突然何の前ぶれもなく腰に強い痛みが襲ってきたそうじゃ。這って歩くほどの痛みなので慌てて桜台の爺さんに診てもらうことにしたそうじゃ。
「こんなひどい腰痛は久しぶりです。」
「痛くなる前に何か食べなかったかい?」
爺さんは例によって腹を触りながらそう聞きました。
このお直さん、爺さんの手伝いをしているだけあって日頃から砂糖や化学調味料、農薬などに気を付けて生活を送っていたので、体調を崩すようなモノは摂っていないという自負があったので
「何も悪いものは食べていません」
それを聞いて爺さんはいつものように直すべきところを静かに直して治療を終えました。
腰の痛みも和らぎ帰りしなにお直さんは同僚のお佳代さんとひとしきりこんな話をしたそうじゃ。
「最近、化学調味料や保存料無添加の美味しいキムチにはまっちゃって毎日たべてるのよ」
それを耳にした爺さんがこう言ったんじゃ。
「それが原因じゃ!腎臓が腫れておるから冷えたのかと思ったのじゃが、キムチの食塩にやられたのじゃろう。どんなに無添加でもおそらく塩は精製塩じゃろう。塩は良くないといわれておるがこれはこの塩化カリウムという精製してにがりやミネラルを除去した塩のことじゃ。海水塩や岩塩など手を加えていない塩は体に必要不可欠なものじゃがな。腎臓は塩分の影響を受けやすい臓器じゃからそのせいで腰に反応がでたんじゃ。」
お直さんはびっくりしてしこたま買い込んで食べようと思っていたキムチはみんなに分けることにしたそうな。
めでたしめでたし
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